Kナインノーズワーク K9 NOSE WORK® とは

ノーズワーク Nose Workとは、もともとは犬が嗅覚を使う仕事や遊び全般を指します。セントワーク Scent Work とも呼ばれ、警察犬が容疑者を追跡する作業、爆発物や違法薬物を探す、行方不明者を捜索する、遺体を探す、天然ガスのパイプラインのガス漏れを探す、トリュフを探す、ガン細胞を見つける、などはすべて犬が鼻を使う作業です。

しかし、2008年にアメリカで始まった K9 Nose Work®というドッグスポーツがヨーロッパ、オーストラリアなどに広がり、K9 Nose Workスタイルの探知犬ドッグスポーツを「ノーズワーク」と呼ぶようになってきています。

 

ノーズワークの中でも、K9 Nose Work®は、米国のNational Association of Canine Scent Work™(NACSW)が生み出したドッグスポーツの登録商標です。他の国で「ノーズワーク」と呼ばれているもの、または米国・カナダで開かれている「ノーズワーク」は、NACSWが目指す高水準を満たすものではありません。

Kナインノーズワーク K9 NOSE WORK®の目的

「犬と共に楽しむこと」 HAVE FUN!

人間の想像を超える素晴らしい犬の嗅覚と、プロの探知犬に限りなく近いクオリティを維持すること。

Kナインノーズワーク K9 NOSE WORK®の基本ルールと4つの種目

犬に「探して」と頼んだ時、犬が飼い主さんの助けを借りずに隠されたアロマオイルのにおいの場所を探し当て、飼い主さんに見つけたことを伝えます。そのご褒美として犬はオヤツ、またはオモチャをもらいます。

コンテナ・サーチContainer Search
箱や各種容器、バッグ、スーツケースなどの入れ物を捜索
インテリア・サーチInterior Search
屋内・建物の捜索
エクステリア・サーチExterior Search
屋外の捜索
ヴィークル・サーチVehicle Search
車両の捜索

Kナインノーズワーク K9 NOSE WORK®の人気の秘密

生みの親はカリフォルニアに住む3人の爆薬探知犬トレーナー兼ハンドラー。Kナインノーズワーク K9 Nose Work®は、探知犬の訓練方法と活動をもとに家庭犬用にアレンジされたものです。 Kナインノーズワーク K9 NOSE WORK®が他のドッグスポーツと違うのは、どんな犬にもできること。身体能力や性格を問いません。鼻があり動くことができれば、たとえ目が見えなくても、交通事故などで片足がなくても、恐がりでも、他の犬が苦手でも楽しむことができます。

どんな犬でもそれぞれのペースで楽しめ、そして愛犬が楽しそうにしている姿を見るのは飼い主さんにとってこの上もない喜びとなります。

Kナインノーズワーク K9 NOSE WORK®の歴史

K9 Nose Workの原型は、2006年、捨て犬などの動物保護施設で、保護されている犬たちのストレスを緩和させる試みとして始まったオヤツ探しの遊びでした。その中で、熱心な愛好者の間で競技をしたいという要望が高まったため、 共通のルールづくりが行なわれ、アロマオイルのにおいをターゲット(探すもの)とする今の競技の形が出来上がりました。

2008年に初の競技会が開かれ、2009年にはK9 Nose Work®のインストラクター養成も始まり、2013年にはK9 Nose Work®の考案者がオーストラリアや北欧に呼ばれ、世界にも広がりはじめました。

Kナインノーズワーク K9 NOSE WORK®の競技(概要)

K9 Nose Work®は、プロの探知犬の仕事現場を想定した、コンテナ・インテリア・エクステリア・ヴィークルの4つの種目があります。

その中で、飼い主さんはどこにアロマオイルのにおいが隠されている(ハイド Hide)か知らされず、各エリアごとに設定された制限時間内に、すべてのハイドを探し当てなければなりません。制限時間はだいたい3分くらいに設定されます。レベルによって、捜索する場所や範囲、アロマオイルの種類(数)、ハイド(隠されたターゲット)の難易度が上がっていきます。

プロの警察探知犬は、爆弾が隠されているのに「見つかりませんでした」では済まされません。だからノーズワーク犬も、すべてのサーチですべての「アロマオイルのにおい」を探し当てて初めて合格となります。4種目すべて合格したチームには、タイトル(称号)が与えられます。

NW1のレベルの競技に出場できるようになるまで、1年はかかると言われています。(定期的に指導を受けた場合)

競技に出るための条件(米国での場合)

  1. NACSW™のメンバーになり、犬を登録します。
  2. ORT(Odor Recognition Test)(オダー レコグニション テスト…においを識別できるかのテスト)と呼ばれるテストに合格すること。

NACSW公式競技会(基本の3レベル)

レベル ターゲット(探すもの)となるにおい 各種目で探すハイド(隠されたもの)の数
NW1
(エヌダブリューワン)
バーチ(樺の木) 1個
NW2
(エヌダブリューツー)
バーチ(樺の木)
アニス(香辛料の一種)
そのミックス
1〜2個
NW3
(エヌダブリュースリー)
バーチ(樺の木)
アニス(香辛料の一種)
クローブ(香辛料の一種)
そのミックス
0〜3個

※K9 Nose Work®は今も進化中。NW3の中で、さらに上のタイトルが追加されています。

 

Kナインノーズワーク K9 NOSE WORK®を名乗れるのは

 

NACSW™認定のインストラクター(CNWI)のみが、K9 Nose Workの名称を使ってお教室やテーマ別クリニックを教えたり、K9 Nose Workの基本的な考え方を紹介するセミナーを開くことができます。

ただし、NACSWの基準を満たしたK9 Nose Workの公式競技会に出場できるレベルに達するには、教室やワークショップなどに継続的に参加しながらでも、最低1年間くらいかかると言われています。出場できる、であり、成績を残せるとは限りません。数回の教室やセミナーで、K9 Nose Work®が目指すレベルのトレーニング技術をすべて学べるものではありません。

古本が主催する教室では、米国で学んだ最新の探知犬トレーニング技術や嗅覚作業のトレーニング技術の知識と自身の経験を反映させた、さまざまなエクササイズを通して、犬とハンドラーそれぞれに必要なスキルを段階的に教えていきます。